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2019年度三田図書館・情報学会研究大会研究発表

日本マンガの国際的受容に関する予備調査:翻訳版の書誌学的な調査項目の検討

大谷康晴 ( 日本女子大学 )
安形麻理 ( 慶應義塾大学 )
橋詰秋子 ( 慶應義塾大学院 )
安形 輝 ( 亜細亜大学 )
杉江典子 ( 東洋大学 )
江藤正己 ( 学習院女子大学 )

発表要旨

発表者たちは,日本文化としてのマンガ受容に関する共同研究を進めている。受容の詳細を考えるためには,各国で刊行される物理的実体としてのマンガの特徴を把握する必要がある。そこで、世界各国で出版された海外版日本マンガについて多くの言語にわたり一定規模所蔵している京都国際マンガミュージアムにおいて、形状や作品以外の要素,翻訳資料としての処理といった要素について調査項目の検討を兼ねた予備的調査を行った。同館所蔵の資料のうち日本語以外の20言語で単巻もしくはシリーズの1冊(原則として第1巻)について約150タイトルを調査した。各国での受容の程度や過程が異なるため各国版でのマンガの特徴は大きく異なっていた。以上の点から書誌学的な部分について多くのポイントに着目した調査が必要であることを確認できた。