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2019年度三田図書館・情報学会研究大会研究発表

キャンパスでの活動にみる大学生によるラーニング・コモンズの位置づけ

原 修 (立教大学図書館)

発表要旨

国内の大学におけるラーニング・コモンズ(LC)は、その定義や必要とされる要素に一定の共通認識が示されており、利用状況の調査文献も増えている。現在、LCの設置数自体も拡大傾向にあるが、大学によってその管理主体や提供するサービスが異なるなど、設置の形態は様々になってきた。このような状況のもと、同一キャンパスに存在する複数のLCを対象に、それぞれのLCでの大学生の活動を観察調査し、利用状況の比較を行った。更に、LCの利用や活動実態をより広い文脈から捉えるために、大学生のキャンパス全体での1日の活動に対してマッピングダイアリー調査を実施した。これらの複数の手法により、大学生にとってのLCの位置づけの把握を試みた。調査の結果、対象とした各LCにおける利用の仕方の特徴が明らかになった。また大学生の活動と学習状況の多様性が浮き彫りとなり、大学生がキャンパス内でLCをどう捉えているかが導き出された。