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2019年度三田図書館・情報学会研究大会研究発表

ITを活用した問題解決能力に影響する要因:「OECD国際成人力調査(PIAAC)」のオープンデータを用いて

山岡加奈 (慶應義塾大学大学院)
岩瀬 梓 (慶應義塾大学大学院)
王 雨晴 (慶應義塾大学院)
広江理紗子 (慶應義塾大学院)
吉田直輝 (慶應義塾大学院)
宮田洋輔 (帝京大学)
石田栄美 (九州大学)
倉田敬子 (慶應義塾大学)

発表要旨

人々のデジタルスキル(どれだけITを使って問題を解決できているか)に影響を与える要因について,多くの議論がなされている。個々の事例を用いた分析はあるが,国際的,かつ大規模なデータの分析は調査の実施やデータの入手が困難であるため行われてこなかった。そこで,オープンデータとして入手可能な調査結果を用いた。具体的には,2011年から2015年にかけてOECD加盟国などの31か国・地域が参加し,各国の16歳から65歳までを対象として読解力,数的思考力,ITを活用した問題解決能力を測定した「国際成人力調査(PIAAC)」のオープンデータを用いた。PIAACのITを活用した問題解決能力を測る課題のうち,会議室の予約タスクに対して影響する要因を,背景調査(年齢,性別,学歴,メディアの利用,コンピュータの利用,情報に対する態度)の中から明らかにする。分析の要件を満たした20か国27,903件のデータを対象にロジスティック回帰を行い,影響する要因を分析した。