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2019年度三田図書館・情報学会研究大会研究発表

図書館情報専門職認定制度の国際比較

松本直樹 (慶應義塾大学)

発表要旨

日本では,図書館情報学分野の専門的職員に対する認定制度として,日本図書館協会認定司書制度とNPO法人日本医学図書館協会認定資格「ヘルスサイエンス情報専門員」などがある。これらの認定制度が発足してから一定期間が経過した。図書館情報専門職に対する類似の制度は海外でも創設されている。こうした制度発足の背景には,継続的な能力開発への関心が高まっていることが関係している。実際,IFLAの「継続的職業開発と職場学習部門」では2006年,2016年に「継続的な専門的能力開発(CPD)に関するガイドライン」を公表している。本研究では,各国の図書館協会が関わる認定制度のうち,日本,イギリス,ニュージーランド等における制度の比較を行い,日本の認定司書制度の特質を明らかにするとともに,今後の認定制度のあり方への示唆を得る。調査は主にウェブ及び文献調査によって行った。比較する項目は,認定制度の考え方,その仕組み,認定の方法などである。