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2019年度三田図書館・情報学会研究大会研究発表

引用分析から見た形成期の図書館情報学

宮田洋輔 (帝京大学)

発表要旨

本研究は,図書館情報学分野(LIS)の形成を実証的に明らかにすることを目的とする。LISの形成期から出版され,現在もコアジャーナルと考えられるJournal of the Association for Information Science and Technology,Journal of Documentation,Library Quarterlyの3誌に,1945年から1975年の間に発表された論文約1,900件のメタデータと引用文献情報を収集した。1959年以前,形成への過渡期と考えられる1960年から1967年,ADIがASISへと名称を変更した1968年以降の3期に分けて,当時の論文が引用していた文献から構成されるネットワークを分析した。その結果,まとまりがなかった状態から,1968年以降は情報検索や計量書誌学のような下位領域が形作られていく過程を明らかにした。