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2019年度三田図書館・情報学会研究大会研究発表

公立図書館における相互貸借借受リストの分析:江戸川区立図書館1年分の事例から

吉井 潤 (都留文科大学)

発表要旨

相互貸借は、図書館サービスのひとつであり、大学図書館では統計分析の研究が行われている。一方で公立図書館は研究が少なく、借受の傾向がわからない現状がある。研究目的は、公立図書館ではどのような資料を相互貸借で借受ているのか江戸川区立図書館の1年分のリストから一例として明らかにする。調査方法は、データ分析とインタビュー調査を行った。データ分析は、1年分の江戸川区立図書館全館(12館)の相互貸借借受リストと中央図書館で受付けたリクエスト用紙を処理する際に作成した簡易書誌データを用いた。インタビュー調査は、中央図書館蔵書構築担当、相互貸借担当に行った。結果、江戸川区は、東京都の公立図書館のネットワークでは5ブロックに所属しており、同ブロックからの借用が56.1パーセントだった。中央図書館で受付けたリクエスト用紙の対応は、71.1パーセントが他自治体からの借用だった。