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三田図書館・情報学会誌論文(論文ID LIS009231)

著者
Lohrer, Alice
和文タイトル
The Impact of Independent Study on School Libraries as Media Centers.(メディア・センター(学校図書館)に及ぼす個別学習化の影響)
英文タイトル
The Impact of Independent Study on School Libraries as Media Centers
掲載号・頁
No.9, p.231-243
発行日
1971-09-01
和文抄録

コミュニケーション機器の急速な技術的開発は,学校教育の分野にも大きな影響を及ぼし,伝統的な教育技術の根幹であった教科書による教授,固定的段階的な教育課程,学級,学年,時間割などの制度に大きな転換を迫ろうとしている。その最も顕著な傾向が,教室における集団学習のパターンに代り,Team Teaching や個別学習が,大幅に採用されつつあることである。これに呼応し,更にメディアの多様化の趨勢により,従来の図書中心の学校図書館は,教材資料センター,あるいはメディア・センターと改称され,機能面及び資料面において急速な変革を示しつつある。

著者は,まずこの変革の大要を,新しい教育理論の紹介を導入として,新しい教師像,小・中・高の各レベルにおける個別学習の発展,学習計画と個別学習等の諸側面にふれて紹介している。そして,そのような変革が,学校図書館のメディア・プログラムに及ぼす影響を分析し,関係者の意識の変革,学校図書館員と教師との共同計画,職員の補強,サービスの範囲拡大と強化,個別学習に即応する図書館資料の強化,資料組織の新実験的方法,新しいメディアの利用に必須の機器,メディア・センターの設計等多面にわたる問題を網羅的にとりあげ,代表的理論,実例に触れながら総括を試みている。

結論的には1968年改訂の新学校図書館基準の理念が,現実にどのように実行されているかの報告といえよう。

(S. W.)

種別
原著論文