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三田図書館・情報学会誌論文(論文ID LIS043035)

著者
Kuhlthau, Carol Collier
和文タイトル
The Information Search Process(ISP);A Search for Meaning Rather Than Answer.(情報探索プロセス(ISP):回答ではなく意味を探索すること)・・
英文タイトル
The Information Search Process (ISP) A Search for Meaning Rather than Answers
掲載号・頁
No.43, p.35-42
発行日
2002-01-31
和文抄録

情報探索プロセスモデルを導き出した一連の研究はどれも,図書館内での情報探索における利用者の視点に基づいて行われてきた。まず,利用者の経験に一定のパターンがあることを発見し,それを情報探索プロセスモデルとして表現した。このモデルは,情報探索プロセスを6段階に分け,それぞれの段階における思考や行動,情緒の状態を明らかにしたものである。そして,実証的な研究を積み重ねることで,モデルの精緻化を行った。情報探索プロセスをこのモデルのようにとらえることで,図書館員は情報探索プロセスに意識を向けるようになり,今まで情報探索の物理的な側面に注目してきた図書館サービスが,認知的な側面や情緒的な側面にも注意を払うようになるだろう。また,情報探索をプロセスとして認識し,そこにヴィゴツキーの理論を導入することで,利用者の情報探索に図書館員が介入する際の領域を「介入のゾーン」として5つに分けることが可能である。情報化時代においては,図書館員が利用者の情報探索に対して積極的に介入していかなければならない。情報探索プロセスモデルや「介入のゾーン」という概念は,そのような時代の図書館員に対する指針となりうる。

種別
講演会記録